石川県珠洲市で中型動物侵入防止ネットシステム「かたまったくん」の試験設置を実施しました。

2023年7月19日

東レコムズ石川株式会社

イチゴ栽培のビニールハウスに毎年ハクビシン・キツネ等の中型動物にビニールを破られ侵入される被害が発生しているとのことで、周囲約230mに収穫期間4月中旬～6月中旬までの約2ヵ月間設置をしたところ、設置期間中の侵入は無しとの結果になりました。
農家様にも「毎年あった侵入がまったくありませんでした」と効果を実感いただきました。大切なイチゴを守ることが出来て本当に良かったです。
今回の設置は野生生物研究所ネイチャーステーション代表の古谷先生指導の下関係者の方々にお集まりいただき実施しました。
ご参加いただいた皆様、御忙しい中 本当にありがとうございました。

従来の電気柵ではどうしようもない空間がなくなることで、侵入確率が確実に下がります。
中型動物被害にお悩みの方は是非一度お気軽にご相談ください。

この「かたまったくん」ですが、古谷先生が考案された「楽々くん」をより簡便に、より効果的に進化させた中型動物全般（イノシシ ～ アライグマ・ハクビシン・ウサギ等）における侵入防止柵です。記憶柵（電気柵）と物理柵（ネット柵）の複合柵となっており、動物の習性（探査行動）を巧みに利用し感電させます。硬化ネット部には耐摩耗性^※1、耐久性に優れた新素材 「熱硬化ポリエステル^※2」を使用することで、噛付きも制御し通電部への誘導を促進させます。又、施工面でも非常に軽く（10kg/100m）、自立性があるため高さも決まりやすく容易に設置が可能です。

※1 かたまったくんの硬化ネット部はステンレス線入りネットと同等以上の噛みきり耐久性を有しています。
※2 東レ株式会社製「熱硬化ポリエステル」

かたまったくんカタログ